サテライトオフィスには、毎日たくさんの方からのご相談が寄せられています。
「こんなこと、取り上げてくれるかな」「うちみたいな規模の会社じゃダメかな?」
そんなことはありません。どなたでも大歓迎です。事前にご連絡をいただけるとよりスムーズにご相談への対応が可能です。


マンガを使って産学連携事業を展開する事例は全国でも初めてで、アイディが展開する受注サイトに制作依頼のあった案件に対して同社が内容を整理し、文星芸大の学生へ指示、これをもとに学生がマンガ制作を行う仕組みです。クライアントは気に入ったタッチの作家をサイトから選択することができ、仕上がりは同大のマンガ専攻を指導する先生方や同社のチェックにより品質を一定レベル以上に保持します。価格は、一般的な市場価格より3割程度安価に制作が可能で、キャラクターデザインなどは半額以下という場合もあります。
(株)鈴矢電機サービス(鈴木英世 社長 宇都宮市宝木本町)と宇都宮大学農学部の志賀教授が「温室での”いちご”の生育」について特殊な暖房装置(クリーンサーモワン)を使用した共同研究をおこない、病気になりにくく、良質な”いちご”の収穫ができるという研究結果を得ました。この共同研究は、大学コンソーシアムとちぎ 産学官連携サテライトオフィス事業委員会がコーディネートしたもので、フロンティア企業と大学研究をアプローチさせて産学連携事例の一つとなっています。
園芸機器、農業用機器製造を行う(株)スズテック(鈴木康夫社長)が、水蒸気の持つ保温効果を利用した「過熱水蒸気式暖房器」を開発し、ハウス内での省エネルギーなどに優れた効果があることを実証しました。
測定結果は、サテライトオフィスのコーディネートを受けて宇都宮大学農学部の志賀教授との共同研究によって得られたものです。
(株)鎌田スプリング(鎌田敏也社長)のカラス除けグッズ「いやがらす」が、日刊工業新聞社の主催する2010年、「第21回読者が選ぶネーミング大賞」のビジネス部門で第1位を受賞しました。
シニア向けスポーツ用品メーカーの「ニチヨー」(足利市・下山茂社長)は、新ゲーム機器「スライドカーリング」の効果を実証するデータを国際医療福祉大の下井俊典講師に依頼しました。その結果、「スライドカーリング」使用前後の体力測定による集計データから高齢者や身障者の筋力アップやバランス感覚の向上に役立つことが実証されました。
真岡、益子、茂木、市貝、芳賀の1市4町でつくる芳賀地区「食の街道」推進協議会は昨年9月、名産のいちごをPRする「いい芳賀いちご夢街道」のキャラクターと街道名のロゴを文星芸術大美術学部のデザイン専攻、西山修司教授のゼミ教室に依頼した。
ゴミステーションなどがしばしばカラスに荒らされ、行政や住民の悩みのタネとなっていますが、鹿沼市内の精密バネの鎌田スプリングと宇都宮大学の「カラス博士」で有名な杉田昭栄農学部教授の共同研究によるカラスよけの新製品が開発されました。
趣味でスタートした農業に飽き足らず、有機農法による自然薯(じねんじょ)などの有機野菜を栽培し、隣接するレストランで新鮮な採りたての野菜を料理して提供、常連客に喜ばれている企業経営者が小山市にいる。安全で安心な食品を提供し、併せて地産地消の推進をモットーにしており、先進的な農と食のチャレンジに期待が寄せられている。
事業提携をスタートさせたのは、高根沢町の情報の森とちぎに事務所を持つIT関連サービスのユーキャン(山田義治社長)と宇都宮市で教育セミナーと医療事務請負・受託などを業務とするトラストアカデミー(福田弘美社長)で、いずれも創業まもない若い会社。ユーキャン社が県内外の病院、診療所などの医療機関へ医療事務用の「レセプトソフト」導入を勧誘し、トラストアカデミー社の福田社長らが病医院受付事務やレセプト点検医事システムオペレーションなどの業務をサポートする。専門的で煩雑な医療事務分野での連携プレーによる成果が期待されている。
企業からのご相談が見事花を咲かして製品化された事例です。
大学発の研究成果を基に発足したプロジェクトの事例をご紹介します。